DIY シフトノブ交換 S Tronic

純正のシフトノブも悪くないのだが、みんカラなど(ROだが楽しく拝見している)で皆さんが交換されているのをみて、自分も交換してみた。

純正シフトノブは、いかにもオートマチック車。長年アルファ156のマニュアルに乗ってきた自分にとっては少し寂しい感じ。思えばアルファロメオ156のQシステムはオートマチック車であったが、こんな感じ↓でマニュアル車をイメージさせる、デザインを重視するアルファらしい設計であった。

アルファ156 Q systemのシフトノブ

今回、Audi A4 allroad quattroに取り付けるのはこのAudi純正シフトノブ。


トップにS tronicとロゴがある。そう、このARQのト ラ ン ス ミッションは7 速 Sトロニックを搭載。これはクラッチ付きのマニュアル操作を電子制御するものであるが、カタログには、
1-3-5-7 速と 2-4-6 速を個別に受け持つツインクラッチを一体化した構造により、瞬時に変速動作が完了し、エンジンパワーを途切れることなく伝達します。
とある。つまり、アルファで言えばセレスピードの進化版である。
マニュアル操作で自由にシフトチェンジが可能、となればシフトノブもマニュアル車っぽくいかなくちゃ。

さてさて交換だが、全身電子制御されたこの車をDIYできることは少なそうだが、このシフトノブぐらいは自分で交換してみる。

ただ、実はポン付けできないのが問題である。

なぜかというとA4のシフトノブはボタンが横方向についているのだが、このS tronicのノブは縦方向にボタンがついていて、これにはちょっとした加工が必要である。

まず準備したのはパネル剥がし。私はオートバックスで購入したがAmazonの方が安い。


エーモンパネルはがし

以下簡単な手順であるがDIYを推奨するものではないので実施する人は自己責任で。

  • パネルはずしを使ってシフトカバーを外しレザーカバーをめくりあげる
  • シフト下にこのようなプラスチックのストッパーがあるので、45度ぐらい回す(この状態で上に引っ張ると抜ける)

  • こちら↓が抜いた状態、ボタンが横付きであるため、軸の穴が横に向いており、縦ボタンのS tronicノブを取り付けるには、この穴を90度曲げる必要がある

  • これをドライヤーを使ってゆっくり曲げていくのだが、かなりの熱になるため周辺は濡れタオルで養生して作業をする。
  • ドライヤーは1200Wのものをフルパワーで、軸根元の金属部分にあてながら、白い樹脂はマイナスドライバーを挿入してゆっくり回す。方向はどちらでも良いが、もしもとに戻すことも考えればどちらに曲げたか、は覚えておいた方がいい(私は時計回りにひねった)
  • 大凡30-40分はかけただろうか。この樹脂、触ってみるとわかったのだが結構しっかりとしていて、戻る力もそれなりにあるので、ひねって、戻してみて、様子見て、再びひねってを繰り返し実施する。
  • 200度ぐらい捻っただろうか、元に戻すとこんな感じに。時間を置くと更にゆっくり戻ってしまうので、周辺を濡れタオルで冷やして、あまり時間をおかずに新しいシフトノブを装着する
  • 新しいシフトノブには以下のような棒がささっているが、これは装着直前まで抜かない。また抜く前にはシフトボタンが押された状態にならないように、何かしらのモノをスイッチに噛まして、ボタンが奥に入らないようにしておく
  • その状態でこの赤い棒を抜いて、シフトの軸に装着
  • グッと最後まで押し込むことが必要。また押し込んだ状態で、黒いプラスチックのストッパーを回すとカチッとハマる感覚を得られる


  • ボタンに噛ましていたモノを取り除き、緊張の一瞬。ボタンを押してみる
  • 私の場合は一発でうまく穴との接続ができたのだが、ちょっと焦ったのはボタンの戻りが弱く、ボタンが引っ込んだ状態になってしまったこと。
  • ボタンを手で戻したり、CRCで潤滑させたら違和感ないレベルになり、ちゃんとシフトも可能
  • マニュアルの+ -操作が楽しいシフトになった


ちなみにだが、私はYオクでこのノブをレザーカバー付きで購入したのだが、A3用ということもあり、若干パネル側のサイズが違うためそのまま使用できなかった。ホチキス止めしてあるパネルを外し、A4のパネルをちょっと強引にレザーを伸ばしながらはめ込んだ。

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